評価遊ばれる頻度(例会に対する回数) デザイナー&発売年&購入時期

ダンジョン・オブ・マンダム
人数 2−4人
時間 30分
複雑性 ★
戦略性 ★
運 ■■★★
交渉 ★★★★★

メンバー評価 未集計
管理人オススメ度 ★★★★

プレイ後感覚 軽い
〜2014年 なし
2014年〜 0
ブラフゲーム&チキンレース

オインクゲームズ
2013年11月発売
入手時期 2014年9月

2014.12.21

ある国の国を代表する勇者が4人一堂に会し、魔物の跋扈するダンジョンに挑戦するただ一人を決めることになりました。

勇者A:「オイオイ、そんなにガチガチに鎧を着こんで恥ずかしくないのか!?俺ならこの鍛え上げた肉体があれば鎧なんて不要さ!」と鎧を脱ぎ捨てた。
勇者B:「フン!オレの気高き勇気があればアンデッドたちなど恐れるに足りんわ!」と脱いだ鎧の上にそっと聖杯を置いた。
勇者C:「それだけでは不十分だな。経験と研ぎ澄まされた直観を持つ俺なら、松明の明かりさえも不要となる!」と鎧の上に置かれた聖杯の横に松明を投げ置いた。
勇者D:「お前ら、勇者の何たるかを理解していないな。俺ならばドラゴンをも素手で屠って見せようぞ!」と竜殺しの槍を地面に突き刺した。
他の3人:「よし!D、お前に任せた!」
勇者D:「え!?おま、ちょ!?」

その後勇者Dの姿を見かけたものは誰もいなかった

もともと同人レーベルから出ていたものが一般流通ラインに乗ったもの。テーマはズバリ男らしさ(マンダム)!
 自分がいかに困難な状況でダンジョンを突破できるかという男気を他の勇者と競い合い、次第に裸になっていくさまは想像するだけで笑えて来ます。TRPG経験者としては、「お前ら協力して行けよ!?」と突っ込みたくなりますが、計算してみたら実は完全装備でなら単独で突破できることが確定してます。

 ゲームの内容はというと、毎ターン伏せておかれるモンスター(≒ダンジョン)と次第に軽装になっていく装備を比較して、ギリギリ生還できるラインを判断し、誰よりも早く2回の挑戦に成功させることがこのゲームの目的となります。

 
 これが初期の装備。
 あとは全てのモンスターカードを裏返しにして山札とすれば準備完了です

 
 手番ですることは、
 1.降りる(パス)
 2.カードを引く
 の2択。

 で、「2.カードを引く」を選んだらさらに2択で、
 2.1 裏返しで場に出す(ダンジョンに入れる)
 2.2 裏返しで自分の手元に取り除き、アイテムを1つ取り除く
 となります。
 1人を除いてパスしたら、残った勇者がモンスターの跋扈するダンジョンに挑むこととなります

 
 これがゲーム中で使われるモンスターです。
 左上の数字が攻撃力。

 下の二つのアイコンは「たいまつ」と「聖杯」を意味し、
 このアイテムのどちらかでも装備している状態だとモンスターを無効化することができます。

 
 これは各プレイヤーに配られるサマリーかつ成功状況を示すカードの表裏。
 一度の成功でこのカードを横向きにして、「一回成功!」を表示し、挑戦に失敗した場合は裏返しの赤字面を表示します。

 カードに書かれているモンスターの数だけ山札に眠っていて、左の数字が攻撃力、右のアイコンがそれぞれそのモンスターを無効化できるアイテムを表しています。
 最強のドラゴンを無効化するには「ドラゴンランス」か「ヴォーパルソード」が必要になりますが、「プレートメイル」と「ナイトシールド」 がある状態だと、
「3(勇者本人のHP)+5(プレートメイル)+3(ナイトシールド)−9(ドラゴンの攻撃力)=2」
となるため、ダメージは受けますがドラゴンを倒して先に進むことができます。もっともこの先2点のダメージで倒れますが。


初めてのマンダムは、会場入りが早すぎたため、るんるんさん待ちの、K(私)、片鼻さん、えびかげさんの3人プレイ。事前の説明でマンダムなシステムに妙にノリノリでした。
 最初のゲームなんで調子に乗ってどんどん笑顔で装備をはぎ取っていく3人。

 片鼻さん:「パス!」
 K:「降り!」
 えびかげさん:「やべっ、降り損ねた!」

 気が付いたら勇者は裸+たいまつの悲惨な状態でしたw
 ところがここで奇跡が・・・!

 

 伏せられたモンスターは全てたいまつで無効化できるモンスターばかり!これには3人して手を叩きながら大ウケしましたw
 この日不参加だったなみさんが是非マンダムりたい!と言うので、次のゲーム会でもやりました。

4人プレイのゲームで読み違えて最初の挑戦をあっさりと失敗してサマリーカードを裏の赤い面に。私の脳裏にはちょっと古い大作RPGの「おお!死んでしまうとはふがいがない」と王様に叱られている所が浮かびました。
 5人参加のゲーム会であっさりと2回失敗して脱落した私を除いた、るんるんさん、片鼻さん、えびかげさん、なみさんの4人でのゲーム。
 モンスター全数13枚の内、実に9枚も送り込まれたダンジョンを卓抜した読みとギリギリの計算のもと突破した勝利を含む、2回の挑戦を成功させたるんるんさんに惜しみない賞賛と拍手を送りました。

 いやー、このゲーム、シュールでいいですね〜
 がっつりとやり込むタイプのゲームではなく、短時間で回せるパーティゲームの装いです。
 お酒を片手に丁々発止とやるにはものすごく向くゲームかもしれませんね。
  

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